8月6日

原爆投下の日に思うこと。

米軍の無差別大量破壊兵器によって亡くなられた当時の日本国民並びに世界中の戦争により亡くなられた方々に哀悼の意を表します。同時に世界が平和になることを心から祈ります。

人の心が進化しきれていないのか、現在のところ『平和』というものは不断の努力によって勝ち取っているものだと感じます。

自衛隊や在日米軍、警察・海上保安庁の方が命をかけて勝ち取っている平和。
もちろん税金が投入されていますので、国民全てが勝ち取っている平和と言い換えることもできるかもしれません。

ここに憲法の前文を引用いたします。

 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

引用ここまで。

私が今日お話したいのは一点。

平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。

という一文です。

日本国憲法は世界の諸国民が平和を愛することを前提に作られていますが、現実の世界はそうではないように感じます。

そして、相手が武器を持つ以上、武器を持つことでしか平和を守れないという人類の現実が「人間が進化する移行過程の時期であること」を切に願います。

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