今日、こんなニュースを見つけました。
東京都教育委員会の検討委員会は22日、都が設置を検討している都立の小中高一貫校について、「6・3・3制」ではなく、「4・4・4制」のカリキュラムを導入すべきとする中間報告を、都教委の定例会で報告した。世界で活躍する理数系の人材育成が目的で、平成29年度の開設を目指す。猪瀬直樹知事の肝いり施策だが、報告を受けた都教委の委員からは、新制度が抱える課題を指摘する声が上がった。
この日の報告で検討委は、6・3・3制が始まった昭和20年代より現代の子供の発達が早まっているとする研究結果などを踏まえ、4・4・4制を提案したと説明。新制度では、小中高12年間の教育カリキュラムを小学1年~4年の「基礎期」、小学5年~中学2年の「拡充期」、中学3年~高校3年の「発展期」にわける。12年間という一貫校のメリットを生かすため、私立校同様、学習指導要領の内容を前倒しで教えるほか、理数系科目だけでなく、英語教育に重点的に取り組むとしている。 (MSN産経ニュースより抜粋)
少し感想を。
①「4・4・4」制
この区分はよくわかります。非常に興味深いです。
ただ、現状では互換性があまりに低いですね。
東京都だけでの運用のため、転出・転入の際、生徒の負担になる可能性もあります。
②私立校同様、学習指導要領の内容を前倒しで教える
うん??
それは非常に助かりますが、義務教育期間を「公立が」特色化する必要なんてあるんですかね。
また、私立が現在やられていることを公立が後追いするメリットは金銭的なものぐらいだと思いますが。
③理数系科目だけでなく、英語教育に重点的に取り組む
最近多いですよね英語教育。
英語教育ってなんなんですかね?簡単に言うと英語が話せるようにするってことですかね?
そのためには「必然性(英語を話さなければいけない環境)」と「慣れ(何度も繰り返し練習する)」が必要だと思うのですが。
結論:都が運営しなければいけない理由が不明
そもそも都民が都立に対して、そんなニーズを持っているかどうか甚だ疑問です。
「そういう教育を受けたいけど生活が苦しくて…」というご家庭があれば、それに対応する方策を決めるほうがコストも抑えられるでしょうし、満足度も高いと思うのですが。
単に…都知事がやりたいだけなんじゃないかと邪推します(笑)
また、もう一点。
大阪の府知事も英語・英語って仰ってましたが…
明らかに英語が話せない人の発想です。
英語なんてただの言語です。
英語ができれば何でもできるっていう
「英語信仰」
にはついていけません(笑)
この10年間の科学の進歩を考えれば、あと10年後には
携帯型同時翻訳機(ほんやくこんにゃく)
ができていてもおかしくないのですから。
英語という「方法」を使って「伝えたいこと(目的)」があるのかどうか?
教育って…そちらを育むものではないでしょうか。
英語・理数系教育も大事ですが、まずは国語・歴史だと思います。
ちなみに当校では
①「6・3・3」でも「4・4・4」でもなくその子に合った形を考えます。
②学習指導要領の前倒しを行います。公立中高に通いながら私立中高一貫と同じタイムスケジュールを御提案いたします。
③英語・理数系教育に力を入れることもできます。
うちは私塾。
完全個別(小)中高一貫指導ですから!