イプシロン打ち上げ成功おめでとうございます!
日本の高い技術力を世界にアピールできたと思います。
大陸間弾道ミサイルに軍事転用が可能といったニュースもありますが、それを言えばハヤブサでも何でも軍事転用は可能です。
結局、そういったことをやるかやらないかは人の力(意思)にかかっている。そう強く思います。
勉強も意思の力が影響する点と軌道にのせるまでが難しいという点では、今回のイプシロンとの類似点があると思います!
ちょっと強引だと思われるかもしれませんが、一例を示してお話したいと思います。
当校の同じ学校に通う中学二年生の話です。
A君は昨年の冬の入会。B君は今年の夏の入会(新入会)です。
課題テストが近づいた(先日ブログにアップしたT中学校の生徒なので急に決まったという印象でしたが)1週間の動きです。
9月4日(水)
A君:来週か再来週にテストがあるそうです
B君:来週か再来週にテストがあるそうです
私:具体性が無い。それじゃ計画が立てられない。
9月5日(木)
A君:来週の火曜日から授業の時間を使ってテストがあるそうです
B君:来週の火曜日から授業の時間を使ってテストがあるそうです
私:詳細がわからないので、来週の火曜日に5教科あると仮定して進める。宿題として金・土・日のうちにサマーセミナーをもう一度全部解きなおすこと。わからないところは飛ばしても構いません。9月9日は14:00から。
9月6日(金)
A君・B君ともに休み
9月7日(土)
A君:突然来校。10日の科目は数学・国語、11日は理科・英語、12日は社会です。
そのまま14:00~22:00まで学習。全ての問題を解きなおし、数学のわからなかった問題の指導を受け学習する。
B君:休み
私:新たな宿題として数学以外の教科の間違っていた問題の解きなおしを示唆。わからないところは飛ばしても構いません。
9月8日(日)
予備校休講・中学校の体育祭当日
9月9日(月)
A君:数学・国語の間違ったところを再度解き直し。計算が不安定だったため計算問題を追加。14:00~22;00まで学習。宿題は当然完遂。
B君:14:00に来ないため電話入れ。18:00に保護者様からコールバック。時間を間違えて10:00来校。予備校が開いてなかったため図書館に行っていた(月曜日なんだけど??)らしく、来れるのは21:00とのこと。留守番電話・着信履歴等はなし。21:00来校。図書館でやっていたという金・土・日の宿題で終わっていたのは明日の科目「国語と英語のみ」。明後日の科目は明日にならないとわからないとのこと。すぐさま間違っていた問題のやり直しを実行し、何とか22:00終了。
私:B君、宿題やらなかったの。明日はきついよ。理科・社会の組み合わせならいいけど数学入ってたら時間的にアウトだね。
自分の中にタイムスケジュールはあるのかい?
トータルどれぐらいの時間がかかるのか考えてるかい?
点数は取るもので取らせてもらうものとは違うよ。
あと・・・テストの前日にへたれる生徒の成績は上がらない。覚えといて。
二人とも明日はできうる限り早く来ること。よろしく!
9月10日(火)
A君:19:00来校。英語の解きなおしに苦戦するも理科・英語全て終了。22:30(30分延長)まで。
B君:19:00来校。明日は運良く理科・社会。再度やり直しから実施。理科は解き直しまで終了。社会はやり直しまで。
あってるところはやらなくていいですか?と私に問いかけ即否定される。
1週間前にやれたところが今日・明日解ける保証はない。
22:30(30分延長)終了後、社会の残りは進捗報告とやり直しを電話で指導する。0:10完了。
私:初日できたことは忘れろ。あと2日。
テストと名のつくものは結果を出さなければならない。
明日は終わり次第帰っていい。
9月11日(水)
A君:19:00来校。範囲が早々と終了したため。TLTで同範囲を学習。21:30まで。
B君:数学のやり直しを実施13単元中8単元終了時に丸付け。間違い26個。解説し解きなおし。間違い1。頭のできは良い。22:00まで。
9から13単元までの10Pを自宅で実施1P終わるごとに電話で報告。間違っているところは電話で指導する。
5単元で間違い1。統計学的に無理な数字が出る。1:26分終了。
私:あとは結果しか見ません。
結果で自分がきちんとやったということを証明してください。
この苦しかった時間は「本来、金・土・日にあなたがする必要のあったもの」だということを忘れないように。
さて、まだ結果は出ておりませんが、いかがでしょうか?
イプシロン同様、意思の力が影響する点と軌道にのせるまでが難しいという点、お分かりいただけますでしょうか。
最後に。
A君が良いとか、B君が悪いという問題ではありません。二人とも非常にいい子です。
外的要因として学校側のオペレーションの悪さもありました。
この件は私にとって
「成功経験があるかないか」・「基準となる物差しの違い」
について考えさせられる出来事でした。
この失敗がB君にとっては良い経験になるかもしれません。実際、A君も通ってきた道ですからね(笑)
しかし、失敗経験より成功体験のほうが重要なのはロケット開発でも勉強でも同じこと。
苦しんだ分が結果につながること。
そして楽した分もきちんと結果に反映されることを望みます。