今年度、最初の合格報告が15日に届きました♫
Facebookでは速報を打ったのですが、ブログに書くには色々と思いが強すぎて心の整理に少し時間がかかりました。
※桜のイメージ写真はお友達のステンドグラス作家逆瀬川京子さんの作品♫
彼女が当校に入校したのは中学3年生の終わりの頃でした。
中高一貫の中学で挫折を経験し、別の中高一貫の高等部に合格を決めたそのあとでしたかね。
最初に入ってきた時は、学力面は停滞しており、本人も学習に関しての自信を失っているように感じました。
まずは中学校の内容のやり直しからスタートして、高校に向けての予習に取り組みました。
今まであまり勉強をしてこなかった子だったので、勉強する時間と質を確保したことと高校は一番学力レベルの低いクラスからのスタートということもあり、定期試験では学習した教科では100点に近い成績が取れるようになり、進級時には上のクラスに上がりと順調にステップを踏んできましたが・・・
目指すは薬学部!!
目標は高く、定期試験に比べると模試の成績は…なかなか満足のいく結果は出ず、苦しい時期を一緒に過ごしてきました。
保護者様ともお話をして、教科を数学・英語・化学に重点をおいた指導や入試の方法も推薦入試をはじめ、AO入試、センター利用、様々な方法を御提案してきました。
どんな状況でも、私のことを信じてくださる姿勢に多大な感謝と・・・それと同じくらいのプレッシャーを感じたものです。
それでも目標を下げることもなく、常に薬学部を目指し、最後に合格という結果を出せたのは、3年間にわたる彼女の地道な努力の継続と保護者様のご理解・ご支援があったからのことと思います。
この場を借りて、保護者様へ。
合格本当におめでとうございます。
受験勉強を通して培ってきた成功体験のサイクルは今後も彼女を良い方向に導いてくれるものと思います。
当校を選んでいただき、私を信頼いただき、お子様を指導させていただいたこと、深く感謝いたします。
そして彼女は今何をやってるのか?
大学合格が決まったので予備校は卒業・・・
ではなくて、今後は生物Ⅱと物理を学習したい(しなければいけない)と意欲満々です♫
私はといえば・・・今年度初の合格に喜びで一杯かというと、そうではなく、むしろ・・・
ほっとしました ☚この一語に尽きます。
ここから入試を迎える生徒に限らず、どの学年でも生徒をお預かりすることには多大なプレッシャーを感じます。
ただ、そのプレッシャーを感じながら生徒・保護者様と共に結果に導くこと。
これこそが自分自身の存在意義。
そして、それを乗り越えてきた経験の積み重ねこそ、現在、自分が提供しているものだと思います。
個人の性格、それに合った勉強の仕方、そこに現在の学力、そして目標達成までの期間を加えると・・・
本当に十人十色としか言いようがありません。
その上で
全てのベースとして共通していると私が考えるのは
ものを覚えること。
そして
それを問題にあわせて引き出すこと。
勉強の仕方なんていうものは、全てを教えられるものではなく、それを繰り返していく中で、生徒自身が見つけていくものだと思います。
もっと大事なこと。
それは目標。
彼女が最後まで変えなかった目標。
強い目的意識を育むことこそが、生徒の自立(律)を促進し、その可能性を広げます。
子どもの努力が結果につながるサイクル作り、ご一緒に協力してやってみませんか?