最近は地方議会でのセクハラ野次や使途がわかりにくい経費など問題が相次いでいますね。
野々村議員の記者会見も43分ぐらいの編集が少ないものを見ましたが・・・
“号泣”のインパクトが強いだけで説明責任は果たされていないように感じます。
生徒の指導をしている時にも、こういうこと・・・ちょくちょくあります。
当校への通学歴の短い生徒に多いですが
失敗した時にこそ生徒の人間性が垣間見えます。
たまにはメンタル心理カウンセラーらしく・・・少し心理学的なアプローチを。
ミスからの逃避のパターンは大きく3タイプ。
①物理的に逃げ出す
これは連絡してこなかったり、約束の時間にあらわれなかったりということですね。
能動的に行動を起こさない(計画を立てない・指示されないと動かない・自分では考えない)「受身」な生徒に見られます。
また追い詰められると、逃げ出す自分を肯定するために他人に対して攻撃的になるという側面もあります。
当校は約束を守る・時間を守るといった人として基本的なルールを守らない生徒をお断りしていますので、自分の行動で立場を悪くして袋小路に陥っていくという悪循環です。
そして、自分では解決できないので、誰かから何らかのアプローチがあるまで動けないということになります。
②逆ギレする
これはミスの原因を他者に探すものですね。
学校の先生の教え方が下手だからとか、お母さんが朝起こしてくれなかったからとか、部活が長引いたからとか・・・
自分は一生懸命頑張ったとか(苦笑)
色々ありますが、ほとんどはミスの本質とは違うもので
自己評価が高い・自己分析が苦手な生徒に見られる傾向です。
攻撃的に他人を非難することで自分は悪くないと正当性を主張しますが、勢いだけで根拠はありませんので、問答を繰り返すと簡単にぼろが出ます。
タイトルにした野々村議員の会見もこのパターンでしょうか。
ミスの原因分析をせずに計算ミス・ケアレスミス(言外に自分はできていた)と言い張る傾向がありますので、同じようなミスを何度も繰り返すことになります。
③嘘をつく
これが最も面倒ですね。常習性があり、なかなか治りません。
これまでの生活の中で嘘をつく成功体験を繰り返してきた生徒ほど
とっさに嘘が出ます。
また、常習化しすぎると
なぜ嘘をつくのか?
という原因とプロセスが本人にも解明できません。
最近はミスにいたった部分の真実を語らない(自分にとって都合の良いことだけを話す)ことで、自分を正当化するという傾向もあるようですね。
予備校を運営している私が言うのもなんですが
学校の勉強ができなくても人は立派に生きていけます。
しかし、①②③のような逃避行動は他者からの信頼を大きく損なうことになります。
どれだけ学校の勉強ができても、他者からの信頼が得られない人は社会に出てから大きなしっぺ返しを受けることになるのではないでしょうか?
対処法は・・・また明日。
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