前回野々村議員のようなに続きまして、その対処法ですが
①は当校としては放っておきます。
義務教育ではありませんので、本人が来たくないなら無理して来ていただかなくてもいいのではないかと思います。
やる気はあるけど何らかの原因で来れないというのであれば、保護者様と対応策を考えますが…
当校に通うことが、何かの修行や罰ゲームのようになってしまうことは、お互いにとって良くないと思うのです。
結果を出すことが子ども達の未来につながると思い指導しております。
目的を感じられない厳しい“だけ”の指導は…したくありません。
②は生徒との問答により、自己分析を促し、ミスの原因に目を向けさせます。
本人なりにでも原因を発見させ、次にそうしないための方法を考えてもらいます。
また他者を攻撃する傾向は、ほとんどが味方(親や先生・友達)に対して行われるものなので、もう一度、自分が傷つけている人たちは味方であるということ、攻撃されれば大人でも心が傷つくということを再認識させます。
自分の痛みには敏感ですが、他人の痛みに鈍感(考えない)なことが多いので、立場を入れ替えて考えさせることも有効ですね。
③は、なぜ嘘をつくのかという原因を解明しないと根本的な解決にはつながりません。
しかし、これは根が深く、一朝一夕で解決できるものではありませんので、まずは嘘がつけない環境作りが重要だと思います。
具体的に言うと
学校の先生⇔保護者様⇔塾の指導者
保護者様を中心として2者間(できれば3者間ですが)での連絡を密にする。
風通しが良い環境をつくることで、その場その場で自分に都合が良い嘘をつくことができなくするではなく、生徒が嘘をつかなくてもよい状況を提供できます。これが予防策ですね。
そして対処策として当校では、もちろん全員ではありませんが
10秒ルール(嘘をついても10秒以内に言い直せばOK)という方法を用いています。
嘘をついてもすぐに言い直すことで、嘘をつかないサイクルに修正していきます。
②③に関しては、とにかく続けることですね。
できるようになるまで続ける。
当たり前のことかもしれませんが、こちらがあきらめたら試合終了だと思います。
何度失敗しても、一からできるようになるまで続ける。
こういう時
私は、自分の娘に歯磨きを習慣付けるために毎日朝晩妻と協力して仕上げ磨きをしていたことを思い出します。
小学生になったからとか、中学3年生だからとか・・・学年で人が変わるわけではありません。
皆がいっせいに同じスピードで成長するわけでもありません。
非常に根気のいることですが、本人のやる気があり、それを改善したいと思うのであれば・・・私は可能な限り併走したいと思います。
そして最後に
一人の娘を持つ同じ保護者として保護者様に
私たちは子どもより長生きできません
子ども達はいずれ一人で生きていくことになります
今は無限のように感じられる時間も
実は有限で、今この瞬間も終わりは近づいてきています
ですので
もう一度、子どもがもっと小さかった頃を思い出して
どんなにめんどうでも
今この瞬間、あきらめないでください
手を抜かないでください
他人や世間の基準ではなく
自分の子どもをしっかりと自分の眼で見てください
私たち自身が未来に悔いを残さないよう
私が娘に、そして生徒に残して上げれるのは
良いサイクル(習慣)だと思うのです。