All or Nothing

当校で問題になること。

そのほとんどは3つのルールが守られるかどうかによるものですね。

当校の3つのルールとは

・時間を守る

・約束を守る

・嘘をつかない

というものです。

このルールを守れない生徒達には共通する特徴があるのですが、今日はその一つ

All or Nothing(全か無か)

についてお話したいと思います。

入試というのは合格か不合格か2つの結果しかないものですから、結果として

All or Nothing(全か無か)

になりますが、その過程の学習においてはそれがすべてではありません。

もちろん目標を達成していくことは大事なことですが・・・

うまくいかなかったことにもそれなりに意味があり、それを修正していく過程というのは次の目標達成のために重要な要素だと言えます。

それをせずに、少しのミスや計画のズレを修整しようとせずに全てを投げ出してしまう。

期限も約束も守らず、場合によっては嘘すらつかず・・・

逃げ出す(苦笑)

場合によっては、自己正当化のために周囲の人を傷つけるような言動をとる。

まさに、All or Nothing(全か無か)なのですが、果たしてそのことは次の成功につながるものでしょうか?

うまくいかなかったことには当然原因があり、その原因を改善しない限りは同じ失敗を何度も繰り返します。

追い込まれないと力が出ない

背水の陣を敷く

といったことを子ども達の口からきくことがありますが

私は

「若さゆえのロマンティックな勘違い」

だと思いますし、そのように指導します。

追い込まれないと力が出ない → 衝動性の肯定及び計画性の無さ

背水の陣 → 単なる自傷行為

どちらも精神的に多大な負担がかかる行為ですし、社会に出て、それらを頻繁に繰り返したらと考えると

彼らの将来が恐ろしくなります。

追い込まれなくても力が出るように計画を立て、実行し、修正し、達成する。

背水の陣(失敗の許されない状況で全力を挙げてことにあたること)を実行できるのであれば、その気迫を常在戦場といったスパンの長いものに変えることで解決できると思います。

最後に、私は「All or Nothing(全か無か)」でやっている生徒に長いスパンで成績の良い生徒を見たことがありません。

長期的に結果を出し続けるには、なんでもない「普通」のレベルを上げることだと思うのです。

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