推薦入試の小論文

私の大学入試、2次試験は小論文でした。

ですから、小論文で大学に合格した男といっても過言ではありません。

 

初めての仕事は、今は無き「タウン情報さが」の編集。

文章のプロフェッショナルですね。

 

そんな私が勧める小論文攻略法は

 

何が来ても同じことを書け。

 

どんなテーマが来ても起・承・転・結の「承・転」の部分で書くことを一つにし、起と結でずらす。

 

うん、これだけです。

 

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ちょっとわかりづらいですが、当時の私はこう考えたのです。

 

小論文入試は何のためにあるのだろう?

学校は私の何が聞きたいのだろう?

 

教育学部志望の私が行きついた答えは

「私が教育に対してどういう考えを持ち、どういう教師になりたいのか。」

結局聞かれているのはこれだけじゃないかと。

つまり、どんなタイトルであってもそれを答えれば大きくは外れないということでした。

 

メリットは大きく5つ。

①アドリブで書く文章より確実に良い文章が書ける。

②誤字・脱字の心配がなく字数(行数)・時間がどれだけかかるのかも計算できる。

③承転で文章全体の7割以上になるので、アドリブで書くのは全体の3割程度となり本番でのリスクが抑えられる。

④起結だけを練習するので、多くのタイトルにあたりやすい。

⑤学校が一番知りたいこと(主題)を外さない。

 

デメリットとしては

文章を読んだり、グラフから要約や意見を書くパターンとは相性が悪いです。

字数が少なすぎるものにも向きません。

 

自分の入試は問題が2~3行程度で800字書くものでしたので、うまくいきました。

タイトルは地域医療における学校の在り方みたいなものだったと記憶しています。

 

私のセンター自己採点の判定は主にC判定。

必死で定員の数と自分の順番を数えたのを覚えています。

 

今、定員内に入っていれば合格する。2次試験では一人にも抜かれないから。

それぐらい絶対の自信を持っていました。

 

学校で多くのタイトルに対して正確な文章を書くように指導されるのは、主題を1つにすることのリスクを防ぐためのことだと思います。

 

しかし、時間がありますか?

 

全てにおいて60点を作っても入試には60点しか持っていけません。

全てにおいて80点を作っても覚えていなければ書けませんし、全く同じタイトルがくる可能性は高くはありません。

 

つまり

私の方法もリスク管理の一環であるということです。そしてリターンが大きいのはどちらか?

これは人それぞれです。現在の状況や合格ラインからの距離、そして残り時間から考えなければなりません。

 

最後に。

入試は勝負事です。

勝つために一生懸命頑張るのではなく、最善のことをやって少しでも勝つ可能性を上げることが必要。

 

そのために自分の頭を全力で使う。より良い方法を考える。考え続ける。

 

これができると、入試の先も人として成功に近づくのではないかと思います。

 

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