国公立出願!合格判定より確かな出願基準!!

センター試験お疲れさまでした。

自己採点結果を見て出願を悩んでいる方も多くいらっしゃることと思います。

 

でもね、まずはどんな結果であったとしても自分を褒めてほしいんです。

保護者の方でしたら、お子様を褒めてあげてほしいんです。

 

センター試験という人生をかけた勝負に挑戦した。

それは本当に意味のあることです。

思った点数が取れなかった。志望校を変えなければいけない。

 

わかりますよ。その悔しい気持ち。

私も予備校を運営して万全の準備をしたと思ってもうまくいかなかったこともあります。

自分自身の悔しい気持ちより、保護者様の悲しむ姿を見て心が痛む気持ち。

よくわかります。

 

メンタル心理カウンセラーとしては、まず、悔しかったら、悲しかったら…

泣いてもいいんだよと伝えてあげたいです。

高校3年間、中高一貫なら6年間、頑張ってきたんだからね。

 

泣くだけ泣いたら涙を拭いてほしい。

あなたたちは、まだ、何にも負けてはいない。

もちろん何にも勝ってもいないけどね。

 

センター試験は折り返し地点。これはきれいごとでもなんでもなく客観的な事実です。

そしてもう一つの事実は、あなたたちのセンター自己採点。

二つの事実を客観的に考えること。これが次のステップの第一段階です。

 

前述したように私も予備校を運営しながらセンター試験の結果が思うようにいかなかったこと…あります。

しかし、自己採点E判定から合格させたこともあります。

では、どうやってE判定を合格に導いたのか?

 

これ、一生懸命勉強するだけでは非常に難しいと思います。

現状把握と適切な志望校選択。これが本当に重要なことなんです。

 

進路カウンセリングは私の得意分野ですので、逆に書くのをためらうこともあったのですが…

よく考えてみると、当校に通っている生徒や保護者様が、私がその方法を公開したくらいで怒るとも思えませんし、当校の通学圏外の生徒・保護者様は…当校の対象ではございませんので。

また、近隣の塾や予備校がこの方法を使ったとして…一人でも救える生徒が増えるのであれば、まぁそれもいいことかなと。当校は定員制ですので。

さて、前置きが長くなりましたが、その方法をここに書こうと思います。

①河合塾のバンザイシステムを筆頭とする合格判定システムに点数を入力する。

②大学別ではなく志望する学部・学科や進学希望地域を決める。

③合格判定をする。

まず、ここまで。合格判定システムなんて当たり前と思う方もいらっしゃると思いますが、田舎ではそうでない場合もあるんです。地域間による情報格差はだいぶ是正されてきたと思っていましたが、インターネットというのは志向性の強いものですので。知らないもの・望まないものにはなかなか行きつかないんですよね。

④(合格ボーダー得点 - 得点)÷ 2次配点
合格ボーダーの得点から自分の得点を引き、2次配点で割ります。

⑤もし、生徒や保護者様がエクセルを使えるなら、合格判定の画面をコピペして④の数式を入れ、その数値で昇順にソートしていただけると表が完成します。
※合格ボーダー得点の横にかっこで得点率が書いてある場合は消してください。 例:463(78)

さて、表は完成しましたでしょうか?

エクセルなんて使えないよ。

もっと簡単な方法じゃないの。

騙された。

と思った方。

 

この期に及んで、まだ楽をしたいのですか?

もう涙は拭いたはずです。いい加減に被害者面するのを止めませんか。

 

さて、次のステップです。

⑥まず、エクセルが使えないという方は、手動で一つ一つ計算してください。そちらのほうが大変ですが頑張ってください。そうそう学校や塾・予備校の先生に頼んでみるというのもありますね。周りの力を使うことを恐れてはいけません。生徒の合格のためなら大概のことは犠牲にできるのが指導者だと私は思います。

⑦表ができたという方は、上から順番にあなたが合格する可能性が高い大学です。(まず、この段階では)

⑧興味がある大学をピックアップしてみましょう。

興味がある大学をピックアップできたら、次は、その大学のホームページを開き、就職率・授業内容・研究内容を調べてみましょう。同じような学部でも中身が違うというようなことは大学の学部学科ではよくあることです。

 

そして、ここからが重要です。

 

今、どうやって大学に入るかばかりを考えていませんか?

 

大事なのは4年後であり、大学生活4年間です。

入りやすいところに入って、あとで希望する就職先がなかったり、大学生活が思っていたのと違っていたりというのは、あまりにも悲しい話です。

 

むしろ、こんな時だからこそ出口から考えるべきなのです。

今のあなたは選ぶ側なのですから。

 

さぁ最後のステップは合格最低点(余裕がある人は合格者平均)からの距離感です。

 

結局、2次であと何点とれば合格できるのか。

これです。いや、これだけが合格と不合格を分けるのです。

 

合格最低点の見方、その目安について説明します。

合格者最低点は大学のホームページや赤本、そして旺文社のパスナビなどに掲載されています。

 

例えば、旺文社のパスナビでは下記のように3つに分けて表しています。

①センター試験合格者最低点

②2次試験合格者最低点

③総合(センター+2次)合格者最低点

 

見方のポイントとして

①は自分の点数と比較して内側か外側かの距離感

②は2次試験の難易度がどれぐらいなのかの目安

③自分のセンター試験の得点を引いては2次試験でどれだけとれば合格するのかという距離

というように私は考えています。

 

例えば③より2次試験まであと270/400が必要だとして、②が250点程度であるとすれば、比較的逆転は可能なのではないでしょうか。

※出願に関してはできるなら5年分ぐらいの合格最低点の波をみたいところです。

 

とはいえ、これは机上の空論。

実際解いてみなければわかりません。

本人の実力と言っても偏りはあるものです。

例えば英作文がどんなにうまくてもセンター試験では使えないわけですので。

だからこそ解いて、2月25日までに合格最低点をクリアーできるのかというのが大事になります。

 

たとえ判定がA判定でも、2次試験を終えて合格最低点が取れなければ結局は不合格なわけですから。

後期の小論文とか総合問題とかも要注意です。中身は本当に様々ですので。

気になったところは過去問を解いてから出願を判断する。

これを怠れば、どんな判定であったとしても合格する可能性は大きく下がると考えます。

 

最後に。

この記事が、全ての受験生と保護者様に正しい勇気と決断を導くことができれば幸いです。

※以下のページも参考にしてもらえれば、私の伝えたいことがうまく伝わるのではないかと思います。

http://privateschool-tosu.com/archives/1865.html?fbclid=IwAR2LP6DxrPAggquu53OU4xbbNu8oRkw2bFFz2b5d20tkCu4sE9izO6U_7xM

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