「うちの子やる気がないんです。」
「やる気がでるように指導してください!」
何度も言われたことがあるフレーズですね。
今日のテーマは『やる気』♫
まず、あなたが考える
「やる気がある・やる気がでてる」状態って…どんな状態でしょう。
“10個”箇条書きしてみてください。
では、次にお友達に連絡して「やる気がある・やる気がでてる」状態を10個聴いてみましょう。
意地悪な質問でしたが….お友達との共通項は何個ありましたでしょうか??
「やる気」という言葉には保護者様が考えてらっしゃる「お子様の理想像」が込められています。
同時に「やる気」という言葉が非常に抽象的であることもご理解いただけたかと思います。
経験上、やる気がないという状態は「成功体験・目的意識・危機意識」の欠如からくるものだと思います。
その他にも、環境面や家族関係や友人関係などの人間関係も大きく影響します。
今日は環境面・人間関係はひとまずおいて、3つの欠如について話をしたいと思います。
①成功体験が欠如している
結果を出したことがないため、自分に自信がもてない。
「成功する」ことより「失敗する」イメージが強いので全力を出すことを恐れてしまう。
それを悟られないように斜に構える。
ちょっとやる気をだせば、自分は成功すると思い込む。だが、やる気がでない。
②目的意識が欠如している
将来何になりたいという理想(目的)がないため、自分が何のために学習しているのかがわからない。
たまたまやったことがうまくいくことがあるが意識していないので同じことができない。
一生懸命やっているという状態に満足し結果を求めない。
一生懸命やれば、きっとうまくいくと思い込む。だが、結果が出ない。
③危機意識の欠如
正確な現状認識ができない。
足元を見ずになんとかなると思って適当な計画を立てる、あるいは立てない。
テストが近くなって一生懸命やってみるが間に合わない。
次こそはなんとかなると思い込む。だが、次も同じことを繰り返す。
以上のように、やる気がでない子は「やる気がでない“サイクル”」を持っているものです。非常に厳しい言い方をすれば、保護者の方が「やる気のでないサイクル」を持ってらっしゃる、あるいは助長されてらっしゃることもあります。
では、もう一度冷静に考えてみましょう。
そもそも、やる気とは「人から出してもらう」ものでしょうか?
あるいは、失敗した理由は「やる気がない」からでしょうか?
明日は対処法を書いてみようかと思います。