今日の気になるニュース。
文部科学省は5日、大学入試センター試験を5年後をメドに廃止し、高校在学中に複数回受けられる全国統一試験「到達度テスト」(仮称)を創設して大学入試に活用する検討を始めた。大学志願者の学ぶ意欲を引き出すことで高等教育の質を高め、国際社会で活躍するグローバル人材の育成につなげる。1979年に始まった共通1次試験以降、1回の共通テストが合否を左右していた大学入試が抜本的に変わることになる。(日本経済新聞より)
これって、どうなんでしょうね。
センター試験一発勝負じゃなくなることで、本当に実力がある生徒が正当に評価されるということはメリットだと思います。
ただ、どの層を狙った対策なんでしょう??
上位層・下位層?
実業系の高校からの推薦入試は?
同時に高校入試の比重が高くなることが懸念されます。
部活をやっている生徒は?
レベルの低い高校に入学してしまった生徒は?
5年後ということは、現在の中1の生徒から(?)ですかね。
もう公立中学校行ってるという生徒は「後だしジャンケン」のように感じないでしょうか?
テストまでにどれだけの力を付けるのか。
一度に全教科試験を受けないとしたら、個別の教科にしぼって指導することも塾・予備校には求められることになるでしょう。
果たして、機会の平等につながっているのかどうか。現状では疑問の部分も多いです。
大学入試(個別)も、例えば「春入学・秋入学」のように回数を増やしたり、飛び級を導入したりすると、今までとはかなり違う入試形態になるでしょう。
心配なのは上位の子ではなくて、公立中学校・高校に通う普通の生徒への影響です。
真剣に中学入試を考える時期に来ているのかもしれません。
公的教育機関のレベル向上につながってくれれば良いと思うのですが、なかなか難しいでしょうね。うーん。
なんだか、とりとめもない散文となってしまいました。